ドアリモ、引き戸~引き戸へ。
今回は当店のOBのお客様で、10月のリフォーム相談会に来店されて玄関取り替えと内窓の相談をいただきました。玄関はレールに歪みが生じ、F社製で交換の戸車もなく、他社の戸車を加工して取り替えてありました。今回の相談会でドアリモのカタログを見られて気に入られ、プラマードもついでに注文いただきました。
見た目には分かりませんが、レールが歪んで開閉時にかなり重くなり異音がしていました。
調べてみるとレール下部のモルタルが完全に詰まって無く、その空洞部から歪みが発生していました。
玄関収納廻りには、壁付けの収納ボックスや棚が据え付けてありますが、これもそのままで工事します。
玄関内を養生したら解体開始です。
障子本体と欄間を外して欄間の無目材を切断します。
新規枠を仮付けして寸法確認。
下げ振りを下げて枠の建ち確認。
こちらは出幅とネジレの確認。
既存のレールが歪んでいるので少し高さと出幅を調整します。
ドアリモは位置決め部材の調整が楽なので助かります(*^^*)
内側の段差が上がりすぎない程度の調整です。
全ての位置が決まれば本取り付けです。
枠の取り付けが完了したら、外額縁の取り付け開始です。
現状の壁の出幅に合わせて、額縁の足を切りかいで取り付けます。
新規の本体はかなりの重さになるので、外レールの通り確認はかなり重要です。
今回は外レールの返りが怖いので、同色のアルミ角材をレール受けにして強度アップしてます。
外額縁の取り付け完了。本体を乗せて最終確認です。
内額縁の取り付け開始。既存の柱に合わせてこちらも額縁の足の長さを調整します。
内額縁の取り付けが終わったら、隙間のシーリング処理をして完了です。
外回りもシーリング処理。
レール下部の隙間もシーリングして水の侵入を防ぎます。
既存のレールと新規枠との段差はこれだけ有ります。ドアリモの構造上最大の問題点です(/_;)
この下枠段差緩和材で問題解決(^◇^)調整式で強力な両面テープで貼り付けます。
工事完了(^^)/
これだけの工事ですが、壁や柱には一切手を付けずに出来るのがドアリモの最大のメリットで、大工さんや左官さんを入れずに施工できます。既存の壁や柱に手を入れないので工期も一日で完了(^^)/
玄関廻りを片付けてもらうだけで工事できます。
ドアや引き戸、片引き戸などバリエーションも多いので色んなパターンも可能です(*^^*)
O様には大変お世話になりありがとうございました